エンジニアはコミュニケーション上手になれる。

2019年4月12日

コミュニケーションも技術です。

前回、エンジニアはコミュニケーションに必要な要素を持っている。とお伝えしました。

さらに、資質だけでなく、考え方や行動の仕方から考えてもエンジニアはコミュニケーション能力を上げることができると考えています。

私自身、コミュニケーションは苦手と感じている一人でした。おとなしい性格なので、大きな問題は起こしませんでした。でも、始めたころには、叱られることも多くお客様が怖いと感じていました。

その中で、あいさつの仕方や伝え方、様々なことを学びながら実践してきました。その私が断言します。エンジニアはコミュニケーション能力を上げることができます。なぜならば、コミュニケーション能力を上げるプロセスは、技術的な問題を解決するプロセスと同じだからです。

技術的な問題解決プロセスと同じ

修理だけでなく、製品開発の途中でも不具合が出たり、うまくいかないことがあります。

そんな時、私たちエンジニアはどんなプロセスで目の前の問題を解決しているでしょう。

図1の様に、まずは、目の前で起こっている現象に目を向けます。そして、これまでの経験や知識から、何が悪いのか、どうすればよいのかを予測します。

そして、その予測に従って処置をします。その結果が良ければ、それはまた経験として蓄積されます。もし、一度の処理で良い結果が出なければ、再度検証し、予測をし、処置をする。この繰り返しで問題を解決していきます。

数をこなすことで、経験や知識は増え、初めの予測の精度は上がります。

一方でコミュニケーション能力が向上するプロセスはどうでしょう。(図2)

まず、相手の言動や表情を見ながら、相手の感情を予測します。その後それに対しどう対応するかを考え、対応します。結果が良ければ、それは良い方法として知識経験となります。

悪い結果が出たとしたら、何故、そうなったのだろうと考え、次回の対応を変える。

私はこれをずっと繰り返してきました。

結局、トライ&エラーしかない。

考えてみれば、このプロセスは技術だけでなく、何かを習得るのには同じプロセスです。

私達は、このプロセスで様々なことを吸収しています。そう考えれば、コミュニケーションだけ生まれつきや性格の問題で向上しないというのはおかしな話です。

何事も始めたばかりのころは、知識も少なく、経験がありません。だから、うまくいかないこともあります。

どんなエンジニアも、初めからすべてができたわけではないはずです。初めは「わからない」と不安になりながら、少ない知識を全力で使い時には資料を見ながら原因を探ったはずです。コミュニケーションも同じです。

生まれ持った性分や、これまでの経験から能力の差はあります。でも、このプロセスで十分にカバーできるのです。

エンジニアが日常で行っている技術的な問題を解決するときと同様にトライ&エラーを繰り返しながら向上していきます。

今までコミュニケーションが苦手だったから。自分はコミュニケーションが下手と決めつけるのをやめてみましょう。