より良くするために大切なのは現場感覚です

2019年4月21日

女性の候補者が過去最多

今回の統一地方選挙、41道府県議選 女性の候補者数と割合がともに過去最高だそうです。男女の候補者の数ができるかぎり均等になるよう政党に努力を求める「政治分野における男女共同参画推進法」の影響もあるのでしょう。

テレビのニュースでは、子育てをしながら立候補した2人の女性を取り上げていました。ともに過去に大手企業でバリバリ活躍していた女性。子育てと仕事の両立が難しいことを訴えたい。そんな思いで立候補をしたそうです。

彼女が立候補を決めたとき、「もう少し、子供が大きくなってからの方が良いのじゃないの」と周囲は止める意見もあったそうです。それでも彼女は立候補したのは「今じゃないと。」「今の私の気持ちを伝えていかないと」と思ったからだそうです。

現場感覚が大事ということを。さすが、ビジネスの第一線で活躍してきた方だと感じました。

現場感覚がなければ、説得力がない

何故、現場感覚が大切なのか。現場感覚のある人の意見には説得力があるからです

会社から指示されたり、本を読んだり、あるいは研修を受けたり。「これをすれば良い」というノウハウやアドバイスを聞いても、自分のおかれている現状と違い「そんなこと言ったって」「そりゃそうだけど」「できないよ」と感じたことは無いでしょうか。

なぜそうなってしまうのか。単純に人から言われたことには反発したくなる。もちろんそういう方もいらっしゃいます。しかし、もっと大きな原因は、イメージができないということです。

人から言われたことを行動してみて、それで良い結果が出る。そのイメージができないのです。同じ業界、同じ状況にいない人、つまり、現場感覚のない人の話ではさらにその傾向は強くなります。

極端な例でいえば、キャビンアテンダントの接客を私たちサービスエンジニアが研修で聞いて、自分の顧客対応がうまくなるイメージができるでしょうか。ほとんどのエンジニアが「NO」というでしょう。

一番現場感覚を持っているのはその会社の人

私は研修で顧客や社内でのコミュニケーションを研修という形で提供しています。しかし、一方的に私のノウハウを伝えるのではありません。なぜならば、私の現場感覚は私の業界での現場感覚だからです。

どんな業界でもお客様にどう対応すればよいかという概念は共通しています。しかし、業界が違えば、お客様の層も違います。概念は同じでも、実際の表現は変わります。

例えば、お客様に女性が多ければ女性に伝わる伝え方をする必要があります。反対に男性が多ければ、男性に伝わる伝え方が必要です。また、同じ男性でも企業に勤める方と、個人事業主の方でも伝え方は変わります。年齢層でも同じことが言えます。

その現場感覚を持っているのは、その会社で現在、現場対応している人です。

チームで話し合うことが大事

私の研修では、会議ファシリテーションの手法を取り入れ、チームで考えてもらうことをしています。その会社の現場感覚を第一にしたいからです。

また、人それぞれ得意分野が違います。その得意なことをそれぞれが共有し、弱い部分を補い合うことができるからです。同じ会社でも、人には得手不得手があります。女性のお客様が得意な人もいれば、男性経営者への対応が得意な人もいます。

同じ業界にいるエンジニアが、お互いが自分の経験に基づいたノウハウを話すことで、苦手なお客様への対応にも「うまくいくイメージ」ができるのです。

現場を一番知っているのは、私達現役エンジニアです。自分たちそのことに自信を持ちましょう。そして、チームで情報を共有しながら、私たちの価値を高めていきましょう。