初めに要件を伝えていますか?

2019年5月3日

要件をつたえていますか?

仕事中、見知らぬ電話番号からの電話がかかってきたことを想像してみてください。

電話に出ると、「○○と申します。○○さんの携帯電話でよろしかったでしょうか。今、お電話よろしかったでしょうか」こんな言葉から始まります。よくあるテレアポです。

この時、自分には全く関係ないと判断できれば、私は「今忙しいので」と電話を切るという選択をします。

では、この電話が自分の契約しているクレジットカード会社や携帯電話会社など自分の関係がある会社からの電話だったらどうでしょう。

支払いのことなど、何か問題があったのかと考え、話を聞き始めます。しかし、話を聞いていると結局はプラン変更などの営業電話。忙しい時には、こういう電話を迷惑に感じることもあるのではないでしょうか。

そして、何度かそれが続けば、忙しい時にはその電話に出ないということもします。

少し前にこんなことがありました。いつもの営業電話だと思い電話に出ないでいると、その後メッセージが届きました。メッセージには「ご連絡ください」とのこと。しかし、私は連絡しませんでした。営業電話と思い込んでいたからです。

それから2、3日後、電話に出られる状況でその電話番号から電話がかかってきました。

実は、その前の月に携帯電話の支払いクレジットカードを変更、そのことを忘れていて残高不足となり、携帯電話料金が引き落とされていなかったのです。

営業電話だと思い込んでいた電話は、請求に関する重要な電話だったのです。

聞いてもらえなくなることも

もちろん、「どうせ、営業電話だ」と決めつけていた私の責任です。しかし、もし、この電話で「今日は○○の件でお電話しました」と初めに言っていたらどうでしょう。

その時点で、話を聞かないかを判断できます。私は電話をすぐに切ることができます。

今聞く必要がないと判断できれば切れば良いと思えれば、「長くなったら嫌だな」という気持ちを持たず、電話に出ないという選択をしないで済みます。

テレアポの際には初めに「営業だ」と思われれば電話を切られてしまうということから、こういった許可だけを得ることにとどめているのでしょう。

しかし、何度も何について話すかを伝えず話したことで「長く話を聞かされる」というイメージを私に持たせてしまい、電話に出ないという選択をさせてしまったのです。

日常でも同じ

日常でも同じです。集中して仕事をしているとき、あるいは、急いでいるとき。「チョットいい?」と声を掛けられて困った経験はあると思います。

今でなければならないのか、あとでも良い話なのか。長くなるのか短くなるのかわからない。それに、頭ごなしに「今は無理!」というのも気が引ける。結局、話を聞いたら今でなくても良い話だった。

そんなことが何度も続けば、こいつの話は長いし、今じゃなくても良い話をしてくる。そう思われてしまう事にもなるかもしれません。本当はできるけど、無理と言いたくなってしまうかもしれません。結果的に話を聞いてもらえなくなります。

相手にも都合がある

話す前に相手に許可を求めるということで、ちょっといいという言い方をするのでしょう。

話す前に相手に許可をもらうことは大切です。

しかし、本当に相手のことを考えるなら、何の話をするのかを初めに伝えることも大切です。

何について話すのかを初めに伝えることは、相手へのやさしさです。なぜならば「今」の相手にとって重要かどうかの判断ができるからです。

例えば、先に「来週のミーティングのことなんだけど」と伝えれば、相手にとって重要なことなら時間を割いて聞こうと思います。しかし、そうでなければあとでも良いかと言いやすくなります。

伝えることは大切です、しかし、話を聞く相手のことを考えることも大切です。

相手にもタイミングがあります。そのタイミングが悪ければ伝わるものも伝わりません。

テレアポも同じです。忙しい時に料金プランの話をされても聞く気になれません。

でも、時間がある時であれば、聞いてみようと思うものです。反対に聞きたくない時に聞かされれば、面倒な人としか思われません。

「何について伝えるか」要件をはじめに伝えることを心がけてください。