何をするにも場を意識することが大切

2019年5月31日

デバイスフリーの結婚式

あなたは、結婚式に言ったり、イベントに言ったりしたとき、写真をこまめにとる方でしょうか。私はどちらかというと取らない方です。

朝日新聞デジタルの記事によれば、今、海外では、[アンプラグド]「デバイスフリー」と呼ばれる、カメラやスマホでの撮影を禁止した結婚式が増えてきているのだそうです。

式の途中で会場を見たときに撮影をされれば、見えるのはスマホやカメラを構えている友人。友達の顔が見えません。一緒に祝ってくれる家族や友達の顔が見られないのが残念という気持ちから、こうした結婚式が流行っているのだそうです。

スマホのカメラが高性能になったことで、多くの人が普段から写真を撮るようになりました。飲食店でもどこでもスマホ撮影する人を見かけます。もちろん、それが悪いことではありません。しかし、中には「インスタ映え」だけを目的に食べ物を粗末に扱う人もいるのだそうです。そうなってしまうと、考え物です。

感動の瞬間をカメラに納めたい。その気持ちもよくわかります。子供の運動会など、子供が一生懸命な姿は記録に残したいものです。しかし、その一方で、「良い場所から取りたい」「よい映像を残したい」という気持ちから、小競り合いやマナー違反があるというのも事実。

こうしたことがあると、その場を楽しむという感覚を持つと良いのかもしれないと感じます。

デバイスフリーという言葉は別の使い方もされている

カメラやスマホでの撮影を禁止する結婚式が「デバイスフリー」と呼ばれていますが、「デバイスフリー」という言葉は別の業界でも使われている言葉です。

専用の機器(デバイス)以外でも,その機器に準拠したソフトウエアが使えること.

情報・知識&オピニオン imidas

IT業界では、「デバイスフリー」という同じ言葉でもがまったく違った使い方をされています。

IT業界で言われる「デバイスフリー」とは、例えば、かつてはパソコンのインターネットでしか見られなかった情報やPCでしかできなかったことがスマホでもできるようになったということです。

この事により、マーケティングなどのリサーチをするときには、「何を調査するか」によって、どのデバイスの利用者向けにリサーチをするかを考えなければならなくなっているのだそうです。

デバイスによって使う人の属性が違う

マーケティングリサーチのRakuten insightの調査によれば、PC、スマホユーザー両方に同じ調査をした場合、スマホからの回答と、PC利用者からの回答にぞれぞれに違った傾向があるそうです。

例えば、「カフェ」について調査した場合、スマホユーザーの方が、カフェに対して様々な視点からイメージを持っていること、カフェに対するこだわりも強いことが分かったそうです。

つまり、これからのカフェの未来を予測したい、あるいは、カフェのメニューを作るための調査をしたい場合には、PCユーザーではなく、スマホユーザーを意識した方が良いということになります。

カフェでは、このような傾向がありますが、それ以外のことであれば、PCユーザーに向けて調査した方が良い場合もあれば、両方で調査するべきということになります。

活用できるデータを得るためには、どこに向けるかという「場」を意識することが大切だということです。

魚釣りに例えるとするならば、鯛は池では釣れません。釣りたい魚によって場所を選ばなければ釣ることはできないということです。

場を意識することが大事

まったく別の使い方をされているこの言葉ですが、共通していることがあります。それは「場」を意識することが大切ということです。

結婚式は、そもそもどういう場なのかを意識すれば、祝う気持ちより撮影が優先されることは無いはずです。また、調査は場を意識することでより有効なデータを入手できます。

場を意識することは、自分にとっても、相手にとっても良い結果を生むのです。

場を意識するというこの考え方は、私達の仕事でも同じです。

現場はお客様からの信頼を得るための場

お客様との接し方についての質問を受けることがあります。具体的にいうと、お客様と気さくに話す方が良いのか、お客様だからあくまで堅く接するのが良いのか。という質問です。この質問にも、場を考えることで答えが出ます。

気さくに話すことで、お客様との距離は縮まります。はじめてお会いしたお客様でも、気さくに話してくださるお客様はいます。そんな時に堅苦しい答え方ばかりでは、お客様の気持ちも固くなります。気さくに話すことは悪いことではありません。

しかし、こちらから気さくに話しかけるということはお勧めしません。また、親しいお客様であっても、最初から最後まで気さくに接することもお勧めしません。

私達がお客様に接するときに大切にしなければならないのは親しくなることではなく、信頼されることだからです。お客様に接している時は「信頼されるための場」です。

そして、信頼されるのに大切なのは礼儀です。親しき中にも礼儀あり。日本語には良いことわざがあります。気さくに話すことができる間柄でも、挨拶やお礼などに関しては最低限しっかりすることが大切です。

信頼されるための場であることを意識してください。

参考サイト デバイスフリー時代の新しい調査設計(1)

https://insight.rakuten.co.jp/knowledge/researchcolumn/vol1.html