行動できるどうかは、希望を持てるかどうかで決まる

2019年6月13日

人生100年時代

人生100年時代という言葉をご存知でしょうか。平均寿命がさらにのび、100歳まで生きる時代が来るということです。そのために何が必要なのか。厚生労働省の人生100年時代構想会議中間報告にはこう書かれています。

100年という長い期間をより充実したものにするためには、幼児教育から小・中・高等学校教育、大学教育、更には社会人の学び直しに至るまで、生涯にわたる学習が重要です。

人生100年時代に、高齢者から若者まで、全ての国民に活躍の場があり、全ての人が元気に活躍し続けられる社会、安心して暮らすことのできる社会をつくることが重要な課題となっています。

人生100年時代構想会議中間報告より引用

人生100年時代という言葉を聞いて、あなたはどう感じたでしょうか。「そんなに生きられるようになるんだ」とポジティブにとらえた方。「そんなに生きなければならないのか」とネガティブに感じた方もいらっしゃるでしょう。

働く期間も長くなる。

もし、人生100年だとしたら、現在51歳の私は、あと50年生きることになります。これまで、私は死ぬまで仕事をしていたいと思っていました。もちろん、今と同じペースでということではありません。世の中に向けて何かを発信し続けていたいということです。

しかし、それは80歳くらいまで生きることを前提にして考えていたことです。100歳まで生きるとしたら、さらに何をしていようかと考えてもすぐには思いつきませんでした。

この人生100年時代というのは、アメリカの研究機関が出した、2007年に産まれた人たちが107歳まで生きるという研究結果をもとにしています。私達の世代は100年生きる人は少ないでしょう。

しかし、もし、あなたが100歳まで生きるとすれば、どのような生き方をしていたいでしょうか。体力は確実に衰えます。判断能力も落ちることでしょう。今、高齢者の交通事故が問題になっています。また、医療費が上がり続けていることからもわかるように高齢になれば、病気を抱えながら生きることも覚悟しなければなりません。

もし、世の中が今のままだとしたら、100年生きるのはかえって苦痛になってしまうのではないでしょうか。

技術が問題を解決してくれる

このところ、高齢者が起こす交通事故が多く発生しています。すべての車に衝突被害軽減装置がついているわけではありません。しかし、いずれはすべての車にそういった装置が付くことでしょう。また、自動運転が発達すれば車を運転する必要も所有する必要もないと言われています。

全てではありませんが、今、問題となっていることはいずれ技術が解決してくれるはずです。もし、それを信じていれば、100歳まで生きることに希望も見えてきます。

今起こっている問題だけに目を向ければ、100歳まで生きることは大変なこととしか感じません。ネガティブな発想になり、長生きなどしたくないと考えてしまうかもしれません。

しかし、未来に希望が持てれば、100歳までどんな生き方をしようかと期待を持った考え方もできるのではないでしょうか。

希望を持てるかどうかが大切

日々の仕事をするうえでも同じです。未来への希望があるかどうかが大切です。

よく「毎日を精一杯生きることが大事だ」と言われます。私もその通りだと思います。しかし、未来が真っ暗では、今を大切に生きる気持ちになるでしょうか。

今を精一杯生きるためにも、未来への希望が大切なのです。未来への希望と言っても、必ずしも前述の人生100年時代の様に数10年先のことを考える必要はありません。

身近なことで良いのです。それが出来たらどんな良いことがあるのか、どうなるのか。それがわかるだけでも、今目の前にある課題に取り組む気になれます。

反対に、小さな課題でも、それがなければ取り組む気持ちは薄れます。

人に何かをして欲しい時には、こうしたちょっとした期待を伝えていくことも大切です。

部下に行動を促すとき。その行動だけを示すのではなく、それが出来たらどんな未来が待っているかという視点で伝えてみてください。それだけでも人が育つ場ができます。