何気ない言葉が一生消えることが無い傷になることもある。

2019年6月13日

デジタルタトゥー

NHKで放送されている「デジタルタトゥー」という番組をご存知でしょうか。悪意を持ってネット上にさらされた情報により、誹謗中傷や人格否定をされ職を失ったり、立ち上がるチャンスがつぶされている姿が描かれています。

デジタルタトゥーとは、一旦インターネット上で公開された書き込みや個人情報などが、一度拡散してしまうと、完全に削除するのが不可能であることを、「入れ墨(タトゥー)を完全に消すことが不可能」であることに例えた比喩表現です。Wikipedia

ネット上の一部のサイトでの誹謗中傷もかなりのものです。汚い言葉を使い、見ず知らずの人までもがたたき、嘲り笑う。見ているだけでも気分が悪くなってきます。人の不幸は蜜の味と言いますが、こんなに酷いことを平気でしてしまう国になってしまったのかと悲しい気持ちになります。

こうした人たちは、当事者ではありません。だから、別の話題があればすぐに次に行くことになります。もし、ネット上であれば、そのことすら忘れられてしまうでしょう。

しかし、ネット上にさらされた情報は、ネット上での情報は消えることが無く、数年後にもあぶりだされてしまうことがあるということです。人の噂も七十五日という言葉はネット上では成り立たないということです。

ネット上に情報を上げるということの責任を強く感じます。

子供の頃に言われていたこと

あなたは子供の頃、両親からどんな言葉をかけてもらっていたでしょうか。また、兄弟、あるいは先生からどんな言葉をかけてもらったでしょうか。

私は子供の頃、否定される言葉を多くかけられていたと記憶しています。実際には沢山褒めてもらっていたのかもしれません。しかし、私には否定されダメな奴だと言われて記憶が圧倒的に多いのです。

父は私に強くなって欲しかったのでしょう。いつも厳しい言葉でした。両親を恨んでいるわけではありません。人を否定する言葉は相手にとって強く記憶に残り、それがいつまでたっても消えないこともあるということです。デジタルタトゥーと同じことが起こっているのです。

例えば「お前は不器用だ」「お前は泣き虫だ」と言われついづけていました。だから私は自分は不器用だから無理というのが私にとっての常識だったのです。何をやっても人より覚えが遅い、うまくできない。そういう人間なのだと思いつづけていました。自然と新しいことに挑む気持ちは弱いのです。

思い込みというのは恐ろしいものです。

あなたの言葉が相手にどんな影響を与えるのかを考えて話す

あなたは、仕事をするうえで人にどんな言葉をかけているでしょうか。相手を認める声をかけているでしょうか。

あなたがかけた言葉は、相手を育てることにもダメにすることもできます。

自分は部下や同僚にどんな声をかけているだろう。まずは、自分を観察してみてください。そして、それが相手にどんな影響を与えているか、頑張る気持ちになれているかを観察してみてください。

厳しい言葉が悪いのではありません。それを相手がどう受け止め、どう感じ、行動にどう影響しているかを観察してみてください。